複数のフェーズに分ける 前編

少し前になりますが、ソフトウェアの開発と販売をしている事業部長の方とマーケティングについて話す機会がありました。事前の話では、マーケティングの部署はあるのだが、専任者がいない、他部署との兼任で行なっている。今後、外部と連携をとって社内のマーケティング部を強化していきたいとのことでした。

マーケティング計画をする時、私は制約がある時間軸か予算軸でフェーズで分けて考える時が多いです。

先方のWEBサイトを拝見すると、ソフトウェアの特長やスペック、シェア率を全面にアピールしていました。

そこで、私は以下を考えました。
短期計画として、プロダクトアウトの方向性で、今期の売り上げに貢献します。具体的には現場の営業スタッフをSPツールでサポートします。
まずは、現在の営業戦略の確認させていただき、それに、活かせるようWEB、パンフレット等の効果検証と内容の改善をします。
大事なのは、営業グループとコミュニケーションをとり、現場のニーズを聞いて進めることだと思います。また、私自身で商品知識を得て、製品のポジショニングを整理します。

中期計画は半年以降、来期からの実施を想定しており、マーケットインへの展開、更なるシェアの拡大、 CSRの強化をします。マーケティング課題を整理して、既存顧客、見込客、市場へ新しいアプローチを考え実行します。例えば、見込客向けに、彼らの課題に対する解決支援として、オウンドメディアを構築しナーチャリングします。また、市場の商品ニーズに対し、機能をカスタマイズしたサービスの提案等になります。スピードを重視ならスモールなことから始め、成果物からレスポンスを得て、PDCAを実行していきます。

後編へ続きます。