長期的な価値と収益を得るならマーケティングが必要

技術に強い企業があっても、買い手を探せなければ、売ることができません。
マーケティングが必要です、という記事になりますが、

さて、マーケティングとは何でしょうか。

マーケティングの定義は50くらいあると言われています。一つを紹介すると

マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

別の提議 参考)日本マーケティング協会のマーケティングの定義はこちら

次に、マーケティングの目的は何でしょうか。

マーケティングの4Pやマーケティンデータの分析についてよく語られますが、そもそもマーケティングの目的とは何でしょうか。今期の売上げを最大限にすることでしょうか。

マーケティングの目的は、大きく分けて2つ
「新規客の獲得」と「ライフタイムバリュー(LTV)の最大化」
であると私は思います。それは、顧客の創造と維持です。

マーケティングの理想とはセールスを不要にすること、とドラッカーは述べています。
この商品を買ってください、と企業が言うのではなく、顧客が買ってしまう状態を企業が作れば、お願いしなくても売れるのだと。

もちろん、マーケティングを継続する上で経費がかかり、売上が上がらなければ、その分、セールスをしていた方が良いです。
また、今期の売り上げ目標を達成する為に経営資源を短期的な活動に集中する中小企業は多いと思います。
しかしながら、マーケティングへの投資は、顧客創造であり、継続的な企業活動においてLTVの最大化を考えることです。その為の投資は合理的な選択であると思います。それは、ひとりの顧客の1回ではなく、長期的な価値と収益を考えて継続的な売上になるからです。

マーケティングへの投資は、今期だけではなく、来期の見込みも作ります。
新規客の獲得も大事ですが、それ以上に日々のマーケティングで重視することは、LTVの最大化を考えるCRM(顧客関係管理)になると思います。